AMAZON Life by SUNA

「AMAZON OWNERS CLUB」時代から30年余り。
再び AMAZONとのカーライフを楽しむこととなったSUNAと仲間達の日々。
40年、50年、そして60年へとVOLVO AMAZONと共に辿るTime Trip。

  惨敗”Prospect Classic”2連覇ならず

大雪に首都圏が襲われた週末の2月16日(日)茨城・常陸那珂で行われた”Prospect Avenue Classic”に出場しました。昨年のこのラリーでは優勝していたことと、「線踏み」が一切無く、林道を使用したタイムラリーであり、さらに秒計時のシークレットチェックポイント(CP)で勝負が決まるという、昔からのラリーそのものなので、2連覇を・・・などとタカを括ってエントリーしました。とはいえ週末は都内も大雪、当然、首都高速も東京から地方への高速道路も完全麻痺で通行止め。16日(日)は天気が回復見込みの予報なので、さあ、どうするかと悩みに悩みました。主催者へ連絡すると「常陸那珂はほとんど雪は降らずに雨だったので、全然問題なし。ラリーは行う」とのこと。となれば何としてでも出場せねばなりません。もともと、ラリーは大自然との闘いでもあるし・・・。しかし、「・122」Amazonは、オーストリア製のクラシックカー専用ラジアルタイヤしかありません。それもコチコチのハードタイヤですから雪やアイスバーンではズルズルです。先回のモーガンクラブのラリーも早朝の小雪に見舞われ、久々に”手に汗握る”ドライビングを強いられました。今回の大雪はその比ではありません。Amazonを格納している地下ガレージから地上への急に回り込むスロープは絶体絶命。雪が降り出すのと同時に地上駐車場へ”疎開”させました。ところが、その駐車場前の路地も吹き溜まりで30cm以上の積雪。ラリーは午前8時集合ですから、東京から最低2時間はかかるので、どんなに遅くても午前6時には出発せねばなりませんし、それも常磐自動車道が開通したら・・・です。可能な限りAmazon前の路地の雪かきをしながら、前夜は交通情報とにらめっこで夜が更けました。ところが、真夜中の午前2時半過ぎに、他の高速道路は、全く開通する見込みも無い中、常磐自動車道”のみ”開通したのです!こうなれば絶対に行かねばなりません。ただ、未明の開通ですからアイスバーンは容易に予想出来、充分な時間を取るべく真っ暗闇の東京をソロソロと出発しました。しかし、首都高速から常磐自動車道へと乗ってしまえば、全く問題なく茨城県・常陸那珂へと走ることが出来ました。ラリー主催者で数々のクラシックカーラリーでご一緒しているポルシェコレクターのM先生に聞くところ「常陸那珂は全国でも最も降水確率の低いエリアのひとつ」とのことで、確かに根雪すら見受けられません。東京の大雪が嘘のような太陽と青空のもと午前8時にはスタート地点に到着出来ました。続々と出場車が集まって来ましたが、さすがに「熱い」ラリーストが多いようで、40台余りのクラシックカーが、大雪を克服して集合しました。とにかく、秒計時のシークレットチェックが勝負ですから、細かい補正と常にオンタイム走行が強いられます。どのコ・ドライバー(さすがに昔からラリーをやって来たベテランが多く、当然お歳よりばかり・・)もストップウォッチと計算機で戦闘モード。「・122」Amazonのコ・ドラは、いつものKさん。40年前から使用している「円盤」(RallyMate)とホイヤーのストップウォッチが武器です。さらに秒針が明確な電波時計も追加装備、2連覇へ向けて、ヤル気満々でスタートし、順調にシークレットチェックをクリアしていたのですが・・・・このラリー最大のヤマ場となった、林道での”ダブル”シークレットチェックの最初をピタリと通過して、指示速度38Km/hで細い林道を全力で駆け上って、何とか4秒遅れを克服しそうな時に出て来たY字路。コース図には無い「道なり」林道なのですが、頑張ってコーナーを曲がった直後の出現でAmazonnを止めた位置も悪く、間違った「道なり」を選択してしまい、更に遅れを戻すべく全開でミスコース!!異常に気づき戻った時には、時すでに遅く、間違ったY字路のすぐ先にあったシークレットチェックポイントに5分遅れでチェックイン。それも、そこのチェックポイントには、RallyNipponなどで「・122」Amazonのコ・ドライバーを務めてくれているTさんがオフィシャルで居たのです。「Amazonが3秒遅れでY字路に現れたので、他車が皆大きく遅れている中でさすが・・・と思ったら、違う道へ全開で飛んで行ってしまった・・・あのまま来れば、間違いなく優勝だったのに・・」というわけで、2連覇どころか、箸にも棒にもかからなくガックリ。ま、これがラリーです。また次のラリーでリベンジです。しかし、無念・・・というかメチャクチャ悔しい、「逃げた魚は大きい」大雪の週末でした。

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